やっと終った!
☆ オリンピック
大嫌いなオリンピックがやっと終った。国威の発揚とかつまらないエピソードの狂騒が何とも性に合わないし,開催地も大いに問題がある国だった。オリンピック一色のテレビも新聞も見る気がしなかった。
そのあおりで,お盆のこの時期ならテレビで何本かは映画が見れるかと思っていたが,何もなかった。
☆ 「ファースト・キス」と「夏の香り」
辛うじて見たのが,井上真央の「ファースト・キス」の再放送だった。日本の連続ドラマをまともに見るのは,恐らく初めてだ。
シチュエーションの設定がソン・イェジン(손예진 孫藝珍)の--女性なら,ソン・スンホン(송승헌 宋承憲)のと言いたいだろうけれど--「夏の香り(여름향기)」と共通するところがある。
どちらも,生まれつき心臓に難病を抱えたヒロインという設定だが,「夏の香り」では心臓移植を受けたことになっている。「ファースト・キス」では,手術に高度なテクニックが要求されるため,執刀できる医師が日本にはいなくて,ロスで手術を受ける予定になっている。
こういうときに,日本のドラマでは医学の専門用語を交えて,成功の確率が50%しかないほどのいかに難しい手術であるかを視聴者に納得させようとする。それに対して韓国ドラマでは,心臓移植を受けた後,ドナーの性格と似てくるとか,相当乱暴に話は展開して行き,結局移植の再手術も受けることになる。
韓国ドラマの荒唐無稽さについては,『韓流ドラマ、ツッコミまくり』が面白い。「夏の香り」もそれにひけをとらないが,ここでいちいち取り上げると本題からはずれてしまう。
たとえドラマであってもなんとかリアリティーを持たせようとして,些細なことにこだわる気の小さい日本人⇔所詮ドラマなんだから少々辻褄があわなくても面白ければいいじゃないかと考える心の広い韓国人,或いは日本人の生真面目さ・緻密さ⇔韓国人のアバウトさ・だらしなさ,という図式はもっともらしいが,何とでもいえるから大して意味はない。
それよりも偶然とはいえ,「兄」をキーワードとして見ていると,色々考えさせられる。
☆ オッパ(오빠)文化
韓国では,妹に対する兄をオッパと表現するが,女性が恋人を呼ぶときもこのオッパを使う。韓国映画やドラマの字幕では,「お兄ちゃん」では変だから,彼氏の名前で「○○さん」と訳されている。「ファースト・キス」では,実の兄妹だから当然「お兄ちゃん」と呼ぶし,「夏の香り」では婚約者を「オッパ」と呼んでいる。一見類似するが,文化的背景は隔たっている。
以前見たドラマで,新婚旅行で「オッパ」と言いかけて,あわてて「ヨボ(여보)」と言い直すが,まだ馴染めなくて自分でも照れくさがるシーンが印象に残っている。
この「オッパ文化」を歴史・心理学・社会学等から広く論じたものがあれば,読んで見たいものだ。フェミニストの意見も聞いてみたい。
☆ 勝手連
『韓国のなかのトンデモ日本人』という本が出版されている。それほど売れる本とは思えないが,韓国人の本音を捕まえているところが面白いので,勝手に宣伝してみよう。著者の一人である野平俊水(=水野俊平)は『韓国人の日本偽史』で韓国を批判したとして,ネチズン(ネット市民)の抗議メールが勤務先の大学に殺到し,大学を首(雇用契約延長拒否)になった経緯がある。
この本によれば,韓国人男性から見た日本人女性の特徴は,
1.ブス
2.愛嬌がある
3.淫乱
4.貞淑で,男の言うことをよく聞く
1と2を合わせて,「日本人女性は美人じゃないが,愛嬌があってかわいい」ということで,3と4は「日本人女性は結婚するまでは乱れているが,一度連れ添ったら従順で,貞淑で,よく尽くしてくれる」ということらしい。
『チェクポルレ②』で取り上げた朴倧玄のアカデミックさを装っているわりには,中身が何もないようなものより,韓国人の本音が分かって面白い。
韓国・韓国人を知れば知るほどいろいろな面が見えてきて,当分飽きないだろう。


























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