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韓国の歴史

2012年3月11日 (日)

日本人は韓国の支援を望むか? ③

☆ 韓国人の本音

この「日本人は韓国の支援を望むか?」の①と②を昨年4月に書き,③は書きかけのまま置いていた。韓国人の本音を推し量ると,だんだん気が滅入ってきて,載せないでおこうと考えたからだ。それでも,余りにも悪い方へ悪い方へと考えすぎないでおきたい気持ちも一方には残っていた。

前回の記事の最後に,《好きとか嫌いとか,勝ったとか負けたとかの次元ではなく,もっと深いところで相互に理解し信頼と尊敬を築くことは,「支援」などとは無関係に可能なはずだ。》と書いたが,本音のところでは当分実現するとは思えない。というより,今のままでは実現はほとんど絶望的だ。以下に,書きかけの一部を載せる。

--前回・前々回に取り上げた韓国の新聞の論調から受ける印象では,日本を支援するというよりは支援してやるというニュアンスが感じられる。欲しいのは日本より優位に立ったという優越感と,歴史的なわだかまりにも拘らず手を差し伸べた寛大さを他国(日本ではなく)に認めさせるという魂胆が透けて見える。「人類愛」だの「隣人愛」だのきれい事を並べているが.外面を繕うことしか頭にないようだ。

韓国を理解するうえでのキーワードは,上昇志向・責任転嫁・自画自賛・体面重視・被害妄想・経済的&性的フラストレーションなどを並べ挙げれば,このような韓国人の思考様式は別に驚くことではない。

それでは一般の国民の反応はどうなんだろうか? 日本のマスコミは,韓国や中国の生の声を報道しようとはしない。韓国語を学ぼうという人間が一昔前に比べれば桁違いに多いのだから,インターネットで探せば生の声はいくらでも読めるはずだ。隣国の言葉を学ぶことによって,それを使っている人間が何を考えどのように暮らしていて,日本をどう捉えてているかを知ることにこそ役立てたい。--

このあと,生の声を紹介する予定でそれなりの資料も集めていたが,ここで中断してしまった。しかし,次のような報道に接して,それらを紹介する必要がなくなった。一本の記事が雄弁に物語ってくれるから。

☆ よっ,真打登場!

キム・テヒのCM発表会取り消しに関連した記事で,中央日報は独島サラン会(독도사랑회)のキル・ジョンソン(길종성)会長の発言を紹介している。日本語版にも掲載されているが,その原文と併せて掲げておく。(중앙일보 2012.02.23 /中央日報日本語版 2012.02.23)
--불과 1년 전 일본 대지진 당시 우리 국민이 보낸 뜨거운 인류애를 일본 사람들은 잊어 버렸는지 모르겠다(わずか1年前の日本大地震当時,韓国民が送った熱い人類愛を日本の人々は忘れてしまったのかわからない)
--김태희씨도 1억원의 큰돈을 기부했는데 어처구니없다(キム・テヒも1億ウォンの多額を寄付したがあきれ返る)

今までの経験から,日本語版は余り信用していないが,今回の原文と日本語版の記事とはまずまず一致している。
その内容はといえば,1年近く前に考えていた通りの方向性を持った意見が,臆面もなく打ち出されている。そして恐らく,この本音がやがて定説化して,ことある毎に枕詞のように“大震災のときの支援を有り難がらない恩知らずの日本”式に使われるのだろう。

日本を除いた世界の視線を意識することを「人類愛」と言いたいようだが,あきれ返るのは日本人の方だろう。日本に対してだけは何を言っても絶対に言い返されない。なぜなら,日本はそれだけの負い目があり,韓国はその弱みをしっかり握っているから。というような,それこそ一部の日本人に対してしか通用ない論理にしがみついている。韓国人はいつになったらこの殻から脱け出すのだろう?

☆ 日本からの支援

それでは逆に,日本から韓国への支援はどうなっているのかということになる。日本から韓国への支援に関 して,韓国政府は完全に頬かむりする。例えば国民には,ポスコ(POSCO=旧社名:浦項総合製鉄Pohang iron and Steel Company)建設の資金も技術も全て自前だと主張しているようだ。国民もインターネットで調べればすぐに分かることなのに,なぜかこういう場面でだけは政府の言い分を信じる。

日本からの支援は,日本が犯した罪業に対して当然受け取るべきものだから,支援には当たらない。また,韓国が苦しんでいる時に,火事場泥棒的に儲けたものの分け前とみなして,これも受け取るのは当然の権利と考える。なんとも手前勝手で,都合のいい屁理屈だ。

しかし,このように「何でも,悪いのは日本」と自慰行為的に叫ぶことをいつまでも続けていては,韓国人が自らを蝕むことになるだろうと,他人事ながら心配になる。日本人は狡猾・野蛮・野卑・短気・好色・低俗だと,ことある毎に低く見たがる韓国人からの支援であれば,日本人は感謝することはないだろう。台湾と比較すれば,余りにも落差が大きすぎる。

2012年2月18日 (土)

オッパ

☆ 韓国人とは?

韓国人をよりよく理解しようとするとき,田中明・古田博司・小倉紀蔵などの分析はなかなか役に立つ。もちろん全面的に寄りかかる愚は犯さないが,司馬遼太郎を読んで韓国人を理解したような気になるよりは格段にましだ。中でも,田中明の『物語 韓国人』や『韓国の民族意識と伝統』は何度か読み返している。後者に収録されている 『韓国の「反日」における文化的優越意識』から何箇所か引用してみよう。

--韓国の反日キャンペーンでは,(中略)われわれには文化的に優越の歴史があったにもかかわらず,今日,後進日本から軽視され侮辱を受けているという二重の心理的屈折がうかがわれる。
--日本を文化的・道義的劣等者として見下すところに反日のバネを見出そうとする思考法はいぜん強いように思われる。
--夷狄に敗北した屈辱感を心理的に補償するためには,相手の文化的劣等性を論じることが近道であろう。

これらは今から30年ほど前に書かれたものであるが,全く色褪せていないことに日本人なら驚くかもしれない。というより,韓国が全く変わっていないことの方が驚きかもしれない。しかし真に驚くべきは,「韓流」が上っ面だけの現象に過ぎず,日本人の韓国理解がほとんど深化していないことである。
逆の立場の韓国人から見れば,たったの30年で変わることの方が異常なのだろう。われわれは韓国人の時間感覚をもっと摑まなければと思う。肯定的にという意味ではなく,日本人とは全く相容れないという意味で。

☆ オッパ(오빠)という呼称

以前に問題提起のような形で,「オッパ文化」と名付けて考えてみたことがある(http://paiksooyum.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_da9a.html)。日本人からすれば,この「オッパ」という呼称に象徴される人間関係なり家族関係が,韓国の病根の一つだと思えてしまう。韓国人にとってはそれほど単純ではないのは十分分かっているつもりだが,敢えて日本人としての見方にこだわっていくのが基本方針だから,オブラートに包まずに書けばこうなってしまう。

韓国語で兄を表すのは,弟から見た場合のヒョン(형)に対して,妹から見た場合のオッパがあることはよく知られている。このオッパがやがて恋人を呼ぶ場合にも用いられ,それがだらだら続いて結婚後も使う夫婦が増加したのだろうか。このような疑問に答えてくれる記事はその後も余りお目にかからなかったが,最近になって崔吉城(최길성 チェ・ギルソン)の短いエッセイが見つかった。

それによれば,韓国社会の「男女七歳不同席」の儒教倫理が関連しているのではないかという説明だ。つまり恋人同士が行動する時,兄妹であるという事によって冷たい視線から逃れられることから生じたのではないかと推測している。
また,女子学生が兵役を終えて復学した年上の男子学生に対して,ネームタブー(目上の人の名前は呼べない)があって,名前を呼ぶ代わりにオッパを使うことも影響しているようだ。

☆ 正真正銘のおバカタレント

朝日新聞の「リレーおぴにおん」というコラムで,阿部美穂子なる人物がインタビューに答えている。「タレント,女優としても活躍」と紹介されているが,名前も知らないし顔も見たことがない。韓国人のプロサッカー選手と結婚したらしい。長男が5歳だというのに,相変わらずその夫を「オッパ」と呼んでいるようだ。そんなことは勝手にすればいいのだが,夫の両親の子育て方針を滔々と語っている。折角の異文化衝突も何もなく,全面的に尻尾を振っているという感じ。だからこそ朝日新聞に登場するのだと言ってしまえばそれまでだ。

前々回,日本に安重根の碑を建てた「アンサモ(안중근을 사랑하는 일본인 모임=安重根を愛する日本人の集まり)」のピーマン頭を思い切り批判した。しかし,この阿部美穂子のピーマン頭ぶりも相当なものだ。
テレビに顔を出す芸能人に「おバカタレント」というジャンル(?)があるようだが,彼ら彼女らはおバカとは思えない。阿部美穂子のような人間を正真正銘のおバカタレントと呼ぶのだろう。

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